「え⁉うつぶせさせてよかったんですか⁉」うつぶせ寝とうつぶせ遊び、混同していませんか?

こんばんは!

0歳児ママを楽しむ講座を主催している神山です。

 

講座でうつぶせの重要性をお話したら

「え⁉うつぶせってさせてよかったんですか?」

と言われました。

 

『うつぶせ寝』と混同されていたみたいですね。

うつぶせ寝はデメリットも多いのでおすすめはしませんが、うつぶせ遊びは進んで取り組んでもらいたいなと思います。

 

今回はうつぶせ寝とうつぶせ遊びについて書いていきます。これを読むことでうつぶせ寝やうつぶせ遊びの正しい知識を身に付け、メリットいっぱいのうつぶせ遊びを赤ちゃんと楽しんでもらえたらと思います。

 

 

うつぶせ寝って?おすすめしない理由とは

うつぶせ寝とは、うつぶせの状態で赤ちゃんが睡眠することです。

うつぶせ寝をおすすめしない大きな理由の1つは、

SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクが上がるといわれているからです。

SIDSとは、

それまでの健康状態および既往歴からその死亡が予測できず、しかも死亡状況調査および解剖検査によってもその原因が同定されない、原則として1歳未満の児に突然の死をもたらした症候群
— SIDS診断ガイドライン

乳児の死亡原因の第3位です。

うつぶせ寝がSIDSを必ず引き起こすわけではないにしても、リスクがある以上は避けておきたいです。

 

保育園でも、

特に0、1歳は仰向けで寝かせる、

もしくはうつぶせで寝入っても熟睡したころに仰向けにする、

どっち向きで寝ているかを記入する午睡チェック表がある

などで注意をしています。

 

ちなみにNICUではうつぶせ状態で保育器に入っている赤ちゃんもいますね。これは、まだまだ小さな、でも一生懸命頑張っている赤ちゃん達が、うつぶせの方が呼吸が楽だからという理由も1つにあるそうです。呼吸する時に背中側の臓器からの圧迫が少なく、肺が楽に膨らむので体力を消耗せずに呼吸が出来るんだそうです。それに精神的な安定もあるみたいですね。

だからうつぶせ寝が絶対にダメ!では本来はないんです。ただNICUでは赤ちゃんにたくさんのモニターが付けられ、24時間見守られているからできることであって、自宅とは環境が全然違います。ですので、ご自宅ではリスク回避のためにも特に1歳になるまでは仰向けで寝るようにしましょう。

 

他にもうつぶせ寝は、顎が片方からだけ圧迫され変形されやすいです。顎が変形することで、後に歯並びや呼吸、食べ方にも影響が出てくる可能性もあります。呼吸も食べることも一生続いていく生きていく上ですごく大事なこと。顎の変形による影響もできるだけ避けたいですね。

 

うつぶせ遊びはメリットがいっぱい!

反対に、うつぶせ遊びは赤ちゃんの様子を見ながら取り入れてみてください。

赤ちゃんの好奇心を育てますし、身体の発達を促すことにも繋がります。

 

赤ちゃんはうつぶせ姿勢になることで視野がガラッと変わります。

しかも首がすわれば、自分が見たいものをみることができるようになります。

「あれなんだろう」

「さわってみたいな~」

「ママの近くに行きたいな~」

様々な好奇心や欲求は発達するためにはすごく大切な要素ですね。

 

赤ちゃんはうつぶせさせると、頭を持ち上げようとします。

そうすることで首~背中、肩甲骨周辺の筋肉を刺激し、首すわりを促します。

そうしていくうちに、寝返りを始めたり、自分の体重を手、足、お腹で支えることを知ります。

また、バランスをとるための身体の使い方などを学び、そこからズリばい、ハイハイへ進んでいき、歩行に繋がります。

うつぶせは、身体の使い方を学ぶために必要な経験を積む大事な時期なのです。

最初は本当に少しずつから、しっかり赤ちゃんの様子を見守りながら行いましょうね。

重力に抗って一生懸命頭を上げようとする姿は感動です。

赤ちゃんは常に体幹トレーニングをしながら発達していっています。凄いですね!

うつぶせのメリットについてはこちらもご覧ください。

「うつぶせさせるといいと聞くけど、具体的には何がどういいの?」うつぶせのメリットとやり方について

 

「眠るときは仰向けに、遊ぶときはうつ伏せに」

Back to Sleep, Tummy to Play
– healthychildren.org

米国小児科学会が乳幼児突然死症候群を予防するために出した標語だそうです。

「眠るときは仰向けに、遊ぶときはうつ伏せに」

 

ぜひうつぶせ遊びは様子を見ながらやってみてくださいね。

最初はほとんど頭は上がらないと思います。

でもそれも意味があることで後々の発達にも繋がってきます。

親子でうつぶせ遊び、楽しんでくださいね。