「うつぶせはだいぶ前に出来るようになったんですよ。でもそこからなかなか進まなくて。遅いですか?」
と質問されたことがあります。
赤ちゃんの発達、待ち遠しいですよね✨
周りのお子さんがどんどん出来ることが増えてちょっと不安になっちゃってるママパパもいるかもしれません。
うつぶせに限らず、赤ちゃんの発達を流れを知ると赤ちゃんが今、どんな状態なのか、
次に進むためにどんなサインを出しているのかを知ることができます。
「うつぶせ」とか「寝返り」とか代表的な枠組の間にある小さな成長に気づくことができるようになり、成長発見上手なママになれます。
今回の内容で、うつぶせの中にもいろいろな段階があることを知り、今赤ちゃんがどんなことができているから次はこの動きをし出すかも!と発達を楽しめるようになってもらえたら嬉しいです。
『つむぐ』の投稿は私が学んだり、経験したことのおすそ分け。
書いた通りにするといいよ~ではなくて、自分たちの生活に合っているな、チャレンジしてみようかな、必要だなというところを取り入れて自分達親子だけの子育ち、親育ちを模索してみてください♪
体の支持面がだんだん小さく
うつぶせにも段階があります。
まだ首がすわっていない頃のうつぶせ⬇️
手足を曲げた状態で、体全体で重力をうけていますが、頭が重たいので特に上半身に重心がある状態です。
少し首が上がってきた頃⬇️
前腕で支えることができるようになってきました。
この頃はまだ手はグーですね。
両肘で体を支えられるようになりました⬇️
この頃には前腕が自由に使えるようになり、手遊びすることができます。そうすることで、手の機能が発達していきます✨
両肘支持の頃、おもちゃを取ろうとして片手を伸ばそうとします。最初はバランスを崩すこともありますが徐々に片方の肘だけで体を支えることができるようになります。手首を捻ることも覚えます。
この頃になるとこんな姿勢も⬇️
エアプレーンとか、水泳パターンとか呼ばれているものです。この様に手を後ろに持ってきた後、また前に持ってきて手の平を床について上半身を押し上げる動きもします(オンハンド)↓
少しずつ高さがでてきていますね。胸を床についてたのがおへそまで離れ、腰から太もも付近で支えています。
オンハンドをすることで、手の平で体を支える準備をしています。腕の筋肉が発達しないとできません。これは後のハイハイに繋がっていきます。
手の平を床に付くこと、そしてバランスをとることで手の平の細かい筋肉の使い方を学び、手や指を使いこなすための準備もしています。
また、オンハンドでしっかり体を支えるようになると後方から声をかけたり、おもちゃを置いたりすると振り向くようになります。
左右交互の動きが腕か、足どちらかが出来ていると、お腹を中心にグルグルまわるピポットターンという動作がでてきます。体の動きの練習中です。
この後、腕、足に交差性、交互性の動きが出てくるとズリバイ、ハイハイに発達していきます。
たくさんの成長を発見しよう
うつぶせの間でもいろいろな動きがあり、意味があること、そしてどれも繋がっていることに気づいて頂けたかと思います。
小さな成長の発見は、ママパパの喜びが増えることにもなります。
何より、周りと比べなくてもよくなります。
横(周り)を見るのではなくその子の縦のラインで、
これが出来るようになったから次はこういう動きが出てくるのでは
と成長を楽しめたらいいなと思います。