「検診で、少しずつうつぶせもしてみてね、と言われたけど何か怖くてできていません。どうやればいいんですか?」
「うつぶせさせるといいと聞くけど、具体的にどういいの?」
という質問がありました。
うつぶせがいいという情報は持っているけど、具体的に何がいいのか、どうやればいいのかがわからないという方も多いです。
今回のブログを読むことで、うつぶせをさせることのメリットや、安全なやり方を理解することができます。きっと赤ちゃんと一緒にうつぶせ遊びがしたくなると思いますよ。
『つむぐ』の投稿は私が学んだり、経験したことのおすそ分け。
書いた通りにするといいよ~ではなくて、自分たちの生活に合っているな、チャレンジしてみようかな、必要だなというところを取り入れて自分達親子だけの子育ち、親育ちを模索してみてください♪
うつぶせをするメリットとは?
うつぶせのまま寝るうつぶせ寝は、特に1歳未満児にはおすすめしませんが、赤ちゃんが起きている時に積極的にうつぶせで遊ばせることはおすすめです。メリットについて書いていきますね。
●その後の発達の土台となる
赤ちゃんがうつぶせをすることで、首~背中、肩甲骨周辺の筋肉を刺激し、首すわりを促します。
「首を上げて前を見たいんだけど、どう力を入れればいいんだろう」
「手を伸ばしておもちゃを取りたいんだけど、どうしたらバランスを崩さないかな」
そういう身体の使い方を自分で試行錯誤することで、寝返り、ズリばい、ハイハイ、そして歩行へ繋がります。
うつぶせは、身体の使い方を学ぶために必要な経験を積む大事な時期なんですね。
●好奇心や欲求が増す
うつぶせをすることで、赤ちゃんの見える世界は確実に広がります。
特に首がすわると視界が広がるだけではなく、自分の見たいものをみることが出来ます。
「ママパパが見たい」
「あそこにあるのはなんだ?」
「触ってみたい」
一生懸命頑張って顔を上げているところにママが「すごいね~♥️」なんてほめてくれたらさらに頑張っちゃうでしょうね。
そういう外界を捉えよう、関わろうとする好奇心や欲求が増すことで、赤ちゃんはより発達していきます。
●呼吸やお口の発達にもよい影響
うつぶせの姿勢は、背中側の臓器からの圧迫が少なく、肺全体に酸素が入り、呼吸器の発達を促してくれるといわれています。
また、口呼吸の予防にも繋がります。うつぶせのをする赤ちゃんは舌の位置が正しい状態にあることが多いです。正しい状態というのは舌が上顎のくぼみにすっぽり収まる位置にあることです。 舌がここにあると口が閉じやすい、また顎の発達や歯並びにも良い影響を与えてくれます。
口呼吸はお口のトラブルや、感染症を引き起こす可能性のもあるのでしっかりお口を閉じた鼻呼吸を目指しましょう。
●向き癖や頭の変形を予防
ずっと仰向けばかり、同じ向きばかりだと向き癖がつく可能性もあるし、頭が絶壁になったり歪みが生じる可能性もあります。適度にうつぶせ、仰向けを繰り返すことで向き癖や頭の変形を予防する効果があります。
うつぶせのやり方
うつぶせをいつからさせたらいいかとよく聞かれます。ママパパに余裕があり、赤ちゃんも出生に問題なければ生後数日からでも大丈夫ですが、1ヶ月検診くらいを目安に始めたらいいかと思います。
やり方としては、基本赤ちゃんが自分で寝返りをする時の動きでうつぶせにします。
①足を交差させ(ひっぱらないようにね)、頭からお尻までをママパパが支えながらそのまま体を横に倒します。
②首座りまでは、背中側は首~肩甲骨付近を、前側は首~胸付近を支えながらうつぶせに。ママパパの親指と人差し指で赤ちゃんの顎を支えてあげるとより安全です。
③赤ちゃんの腕を前にもってくる。
注意点やコツです。
・最初は5~10秒くらいからと、本当に少しずつ様子を見ながら行いましょう。
・柔らかな布団の上ではなく、畳など少し固めのところでしましょう。
・お腹いっぱいの時は避けましょう。
・上半身を少し高くするとやり易いこともあります。
・遊びながら、声をかけながらやると赤ちゃんも嬉しいです。
やらなきゃ!じゃなく、楽しく♪
たくさんのメリットがあるうつぶせ、「やらなきゃ!」と義務感でやるだけじゃママパパもきついし、もったいない!
うつぶせという姿勢をすることだけでも赤ちゃんのいろんな表情や成長を見ることができます。ふれあい遊びとして、コミュニケーションをとりながら楽しんでみてくださいね。
きっと赤ちゃんもママやパパと一緒だと、ますます「顔が見たいな」、「嬉しいな」と頭をあげてくれると思いますよ。
やってみたうつぶせ遊びを今度ブログに載せたいと思います。参考になれば。